オンラインカジノの税金は「一時所得」として課税対象になります。
(年間の一時所得が20万円以上で確定申告が必要になります)
【一時所得の対象】
1.懸賞や福引きの賞金品、競馬や競輪の払戻金
2.生命保険の一時金や損害保険の満期返戻金等
3.法人から贈与された金品
4.遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等
オンラインカジノは「1.」に該当します。
パチンコや競馬などはその場で「現金」で掛けて受け取るので、
銀行など履歴が残る場を介さず脱税のニュースになったりしますが、
オンラインカジノは「クレジットカード」や「決済サービス・電子マネー」を介して、
入出金をしますので履歴が残っています。
ですので税金をチョロまかそうとせず、
「利益が出たら納税(確定申告)」という意識で遊ぶ方が安心だと思います。
確定申告はその年の1月1日から12月31日までに得た利益にかかり、
翌年の2月16日から3月15日の間に行います。
一時所得=総収入額-支出金額-特別控除額(最高50万円)
(所得税法第34条第2項)
所得税=一時所得×50%
(所得税法第22条第2項第2号)
まず特別控除額が最高50万円まで適用されますので、
年間利益が70万円未満であれば確定申告は不要になります。
そして支出金額は利益が出た時に発生したものに限るケースが多いです。
(例)
・10万円掛けて100万円勝った
・10万円掛けて50万円負けた
この場合支出金額に計上できるのは100万円勝った時の「10万円」になります。
(利益を生むための必要経費として)
負けた50万円や掛け金を含めた70万円全ては認められないことが多いです。
(詳しくは税理士などにご相談ください)
企業勤めの方や副業禁止の方は、
確定申告書の2面「給与所得者がその他の所得にかかる住民税の徴収方法」は、
「普通徴収」にチェックがおすすめだと思います。
チェックを入れると住民税徴収票が自宅に届くので、
給与所得以外の所得の存在を会社に知られるリスクがほぼなくなるからです。
(チェックを入れないと勤め先に届きます)
世間の認知としてカジノは仕事ではなく「娯楽」だと思うので、
仮に勤め先から「この所得は何?」と聞かれても、
「カジノで遊んだらたまたま利益が出たので確定申告しました」
と言えば副業と見なされる可能性はかなり低いと思います。
ですので利益が出た際にきちんと確定申告さえすれば、
後ろめたいことなく安心して遊べると思います。